選択可能な3つのオプション
DataCore™ SDS 製品では、EN、STおよびLSの3つのエディションが選択可能で、テラバイト当たりの価格(円/TB)がそれぞれ異なります。また、サブスクリプションライセンスと永久ライセンスの両方が提供されています。
エンタープライズクラスのエディションで、高パフォーマンス、豊富な機能、最も優れた柔軟性を提供します。
スタンダードエディションは中規模の要件に最適なエディションです。
二次ストレージ用のラージスケールエディションは、パフォーマンスより低コストや大容量が重視されるバックアップやアーカイブ、アクセス頻度の少ないデータ用のエディションです。
必要な容量に応じた価格体系
- 1 year ST subscription license, including Support and Software Updates
- 所有総容量によるディスカウント適用
- 公共・教育機関向け追加ディスカウント有り
エディションの比較
エディション | EN | ST | LS |
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最適な用途 | 高パフォーマンスが要求されるエンタープライズクラス | 標準的な中規模クラス | 大規模な二次ストレージ |
Data Services | |||
同期ミラーリング | FC, iSCSI | iSCSI | FC, iSCSI |
Parallel I/O | |||
キャッシュ | |||
Encryption | |||
Replication & Site Recovery | |||
Continuous Data Protection (CDP) | |||
Random Write Accelerator | |||
データ移行 | |||
Snapshots | |||
Quality of Service (QoS) | |||
Load Balancing | |||
シンプロビジョニング | |||
ストレージのプール化 | |||
自動階層化 | |||
Deduplication/Compression | |||
Access Methods | |||
Fibre Channel (FC) | |||
iSCSI, NFS, SMB | |||
Storage Devices | |||
AFA, Hybrid Arrays, JBOD, Flash, HDD | |||
Shared Multi-Port Arrays (SMPA) | |||
Storage Protocols | NVMe, FC, iSCSI, SAS/SATA, Cloud Gateways | ||
Analytics / Actionable Insights | DataCore™ Insight Services | ||
Proactive Insights | サブスクリプションライセンスのみでSaaSのポータルが利用可能 (クラウド環境の解析プラットフォーム) |
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Predictive Insights | |||
Operational Insights | |||
Consumers | |||
Physical Servers (Bare Metal) | |||
Virtual Machines | |||
Containers | |||
集中管理 | |||
Real-Time & Historical Charting | |||
Orchestration / Provisioning | |||
Analytics / Alerting (on-premises) | |||
Command / Control | |||
REST API | |||
PowerShell API | |||
Plug-Ins | |||
Console UI |
柔軟な実装オプション
各エディションは既存または新規のサーバーとストレージで次のように構成することができます。
- 大手ベンダーの主要ストレージアレイのプール化および仮想化
- 専用ストレージサーバーの作成(コンバージドまたはサーバーSAN)
- クラスター化されたサーバーを跨るハイパーコンバージドストレージ (HCI)
- これらの組み合わせ
異なるエディションのノードが一元管理されたプールで連携し、インフラストラクチャー全体の多様な要件に対応します。
サブスクリプションライセンスと永久ライセンス
ライセンスには3つの形式があります。
- 1年または複数年のソフトウェアライセンス*
- 永久ライセンスと更新が必要な年間サポート料
- Integrated system* consisting of a hardware appliance with a multi-year term software license (日本では未販売)
- 契約期間中 24×7 プレミアサポートを含む
*サブスクリプションライセンスで、クラウド環境の解析プラットフォームであるDataCore™ Insight Services (DIS)が利用可能です。DISは予測監視、分析、問題解決、実施可能なインテリジェンス、先を見越した最適化を1さのウィンドウで提供します。DISについての詳細はこちらを参照してください。
エディション別容量単位
ENとSTノードでは初期購入と容量拡張の最小単位は 1 TBで、コンパクトな高可用ソリューションが必要となるリモートあるいはエッジコンピューティングの要件に最適です。LSは大規模な二次ストレージを想定しているため、容量拡張はノード当たり 50 TBかそれ以上の単位になります。
容量が増加すると低価格に
容量拡張に対するTB単価は、管理対象の総TBが次の価格バンドに達するとより低い価格になります。例えば、一つのエディションの容量が 50-99 TBの範囲に達するまで拡張した場合、その際のTB単価は総容量が 25-49 TBの場合よりも低価格になります。
- 1-9TBs
- 10-24TBs
- 25-49TBs
- 50-99TBs
- 100-249TBs
- 250-499TBs
価格や価格バンドは予告なく変更される場合があります。判断の対象となる総容量は、継続してサポート契約がある、そのエディションの現在有効なTBに基づきます。
ソリューション全体の価格については DataCoreまたは販売パートナー各社 までお問い合わせください。価格は地域によって異なる場合があります。
License Activation
DataCore™ SDS の各インスタンスには2種類のライセンスが必要です。
- ゼロキャパシティ・ベースライセンス
- 容量拡張ライセンス
ベースライセンスによって、そのノードに対して選択したエディション(EN、STまたはLS)が決まります。
容量拡張ライセンスは、ノードまたはノードのグループが管理することができる最大TBを規定します。
例えば、2つのSTノードからなる高可用性グループで各インスタンスが 38TBのストレージを管理する場合、各ノードで必要となるライセンスは次のとおりです。
- 1つのゼロキャパシティ・STライセンス*
- 38TB分のST容量拡張ライセンス
後でデータの増加によってインスタンスの1つに 12TBのストレージが追加される場合、新たに 12TBのST容量拡張ライセンスを追加し、そのノードでアクティベートするだけで、最大容量が 50TBになります。
*ゼロキャパシティライセンスはカスタマーサポートのウェブサイトから入手して下さい。ゼロキャパシティ・ライセンスは容量拡張ライセンスより前に、または一緒にアクティベートする必要があります。